勉強する環境

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俺は勉強が凄く嫌いだ。苦手とか、得意とかじゃなくて『学校の勉強』が基本的に嫌い。それでも今の日本では勉強は不可欠なものとなっている。

そんなわけでここでは勉強する環境づくりについて語ってみることにした。あくまでも『勉強する環境』であって『勉強の方法』ではない。しかし、勉強が出来ないのは環境が悪いからだと駄々をこねるようなガキンチョにはぴったりであろう(妙に偉そう)。




最初に部屋の片づけをする。これは「勉強している最中に限って片づけしたくなる」ということを予防するためだ。本格的に勉強する期間に入る前にこの作業をしておきたい。人によって部屋の散らかり方はまちまちだがだいたい2〜3日あれば終わる。

このとき、ゲームや漫画、パソコンといった誘惑すると思われるものはなるべく封印するほうが良い。具体的には段ボールに入れるのが最善策だろう。ただ、あまりにも物がないと殺風景になることもあり、ストレスも溜まりがちになる。一つぐらいは残して置いても良いと思う。その一つも、一度ハマると長時間取られるような物ではいけない。ハマっても10〜30分ぐらいで切り上げることが出来る物が望ましい。セーブできないアクションゲームや、1話完結ものの短編小説(または漫画)がベター。

CDがどうするべきか悩む部類にはいるが、これは人それぞれでしかない。音楽を聴いているとテンションが異常なほどに上がって勉強に集中できないような奴は封印すべきだし、音楽がかかっていると集中力がアップするような奴は残しても構わない。ただ、音楽やラジオを聴きながら勉強すると記憶力が下がるので音楽は歌詞のないクラシックなど、ラジオは極力止めたほうが良いだろう。




さて、これで学生らしい環境になったはずだ。次は小道具だ。

漫画などでは壁にベタベタと張り紙を貼っている。「大学合格」だとか「必勝」だとか。それに習って取り敢えず太いマジック(筆ペンが望ましい)で手持ちの紙(ノートを切り離した物で構わない)に書き殴ってみよう。字の上手い下手はどうでも良い。とにかく魂を書き殴れ。

このとき、曖昧すぎる目標はあまり意味がない。『頑張れ』という言葉は一番曖昧だと思う。なるべく具体的なものが良い。「40点以上取る」とか。俺の場合は「テスト終わったらカラオケだ」とか「アニメ見られなくなるぞ(順位が下がるとCS放送を止められる)」などという若干生々しいものを貼っている。この方がやる気が出る。数はひとそれぞれ。少量で目に付くようにするか、多量に貼って威圧感を出すか。


壁に標語を貼ったら次は机の上に置く小道具だ。

取り敢えず参考書とか積み重ねるとそれっぽい。参考書がない場合は辞書でも代用できる。高校では「国語」「英和」「漢和」「古語」と4種の辞書が必要になるので、それだけでも雰囲気が出る。20センチぐらいの高さになるだろう。これは積み上げるので、あくまでも雰囲気作りだ。利用を考えるなら本棚のように立てかけるほうが良い。積み上げると下になればなるほど取るのが大変になるので実用性に欠けるのだ。

さらに、徹夜に備えるための食料を用意する。サンドイッチとかおにぎりとかインスタントラーメンとか夜食を置くわけではない。簡単な食事。カロリーメイトのような忙しいサラリーマンが栄養補給のために食べるような奴を置く。ウィダーインゼリーも良い。俺がお薦めするのはリゲインとかエスカップとかアリナミンVというような栄養ドリンクだ。サラリーマンが朝ぐいっと飲んで「さぁ出社だ」というイメージがあるアレだ。一本がジュースに比べ高価だったが最近では100円ショップでも売られるようになった。気が向いたら買いだめするのも良いだろう。机の上に並べればそれだけで『徹夜をする熱心な学生』になる。精神的な効果もあって徹夜にわりと耐えることが出来る。

余談だが、オロナミンCはこの系列とは似ているようで違う。エスカップやアリナミンVやリポビタンDは『医薬部外品』なのだけどオロナミンCは『炭酸飲料』なのだ。つまりコーラと同じ部類に入るといっても良いだろう。医薬部外品は効果も医師の団体とかから保証されているので「肉体疲労・滋養強壮・栄養補給」などと明確な効能を表示できる。ところが炭酸飲料はあくまでもジュース。そんな効果は保証されていないし、表示することも禁じられている。だから「元気はつらつ」などといった曖昧な表現でぼかされている。CMなどの広告で確かめてみると良いかもしれない





これで準備は全て整ったと言える。あとは静かな部屋(音楽をかけているかもしれないけど)に一人ぽつんと勉強机に座って勉強すればいい。その時、『自分は猛勉強している熱心な学生なんだ』といった暗示をかける。途中で気付いた人もいるだろうがこの計画の主旨はズバリ

いかに自分に酔うことが出来るか


呆れた人もちょっと考え直して欲しい。勉強=嫌いなものというイメージがあるからいけないのだ。自分に酔っていればある程度は緩和される。「病は気から」という言葉もあるように何事も精神面から何とかしないといけない。苦痛もイメージから来るもの。苦手でも好きなものはあるだろう。それは「苦痛」でなく「楽しい」というイメージがあるからこそだ。だからこそイメージを変えればある程度は勉強も楽になるはずだと思う。





・・・ちなみに。唐突に思いついて実践し、意外と良かったのでここに記したのだけれど気が付けば1時間もかかった。勉強する気も興ざめである。やはり1時間は長すぎたのだろうか。

2003/11/03


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